2006年03月01日

Firefly 映画版 『Serenity』

ファイヤーフライ 宇宙大戦争 映画版 『セレニティー』

同盟から妹リヴァーを奪回したサイモンが、セレニティーに客として乗船してから約8ヶ月。とある惑星の小さな町に着陸したセレニティー。そこで強盗を計画するマルは、リヴァーの透視能力が必要だと言い、サイモンの反対を押し切って現場に連れて行く。リヴァーの能力で強盗はまんまと成功するが、そこに略奪者リーヴァーズが現れ、町を襲い始めた。それも直前に察知したリヴァーのおかげで、マルたちはなんとかセレニティーに生還するが、サイモンは妹を危険な目に遭わせたとマルを責め、リヴァーを連れて船を降りると告げる...。

別の惑星に着陸したセレニティー。サイモンとリヴァーはここで皆と別れ、マルたちは取引きのためバーに向かった。商談中のマルたちの居るバーに、偶然ふらりと現れたリヴァー。ところが、急にリヴァーが暴れ出し、周りの者に次々と襲いかかった。狂戦士のように見境無く暴れるリヴァーは、やがてマルたちをも襲い出す。仕方なくリヴァーを撃とうとするマルだったが、そこに現れたサイモンが何か声をかけると、リヴァーは急に意識を失い倒れてしまった。

リヴァーをセレニティーに連れ帰ったマルは、どう言う事かとサイモンを問い詰める。妹は同盟により人間兵器にされてしまったと答えるサイモン。あるきっかけでスイッチが入ると、敵を皆殺しにする狂戦士と化す。しかし、自分はその状態を解くキーワードを知っていたので、リヴァーに声をかけて眠らせたのだと。そんな大事な事を今まで黙っていたのかと怒るマルだが、やはりこの兄妹を放ってはおけなかった。リヴァーのスイッチが入った原因は何だったのかと考えたマルは、宇宙一の電脳オタク、ミスター・ユニヴァースにバーの監視カメラの映像の解析を頼む。バーのモニターに流れていたCMにサブリミナル・メッセージが含まれていた事に気づくミスター・ユニヴァース。それを見てリヴァーが暴れれば居場所が分かると、同盟がワナを張ったに違いないと。そして、リヴァーが暴れ出す直前、「ミランダ...」と呟いていた事も分かったが、リヴァー本人もミランダとは誰なのか覚えていなかった。

とりあえずリヴァーを隠そうと考えたマルは、惑星ヘイヴンでひっそりと暮らしているブックの元を訪ねる。その頃、同盟の "名も無き暗殺者" が、リヴァーを匿っているのはマルたちセレニティーの連中だと気づいた。セレニティーの元クルーで、今はコンパニオンの養成所で後進の指導にあたっているイナーラの前に姿を現す暗殺者。イナーラからの通信で仕事の依頼を受けたマルは、その様子からワナだと知りつつ養成所に向かう。やはり待ち受けていた暗殺者と戦うが、相手は手強くマルは負けてしまう。殺される直前、イナーラの機転で助かったマルは、二人でセレニティーに逃げ戻る。

ミランダが人ではなく惑星の名前だと思い出したリヴァー。しかし、マルたちはその惑星の存在を知らなかった。なぜなら、それはリーヴァーズの領域の奥深くにあり、同盟でさえも近づかない惑星だったのだ。ミランダに行けば何かが分かると考えてはみたものの、それはあまりにも危険すぎた。やはりリヴァーはブックに預けようとしたマルだったが、惑星ヘイヴンに戻ってみると、ブックの村は焼き払われ、住民は皆殺しにされていた。そしてブックだけではなく、この8ヶ月間にマルたちが関わった取引き相手なども同盟によって全員殺されていると分かる。

なぜそうしてまで同盟はリヴァーを追って来るのか? マルはその謎を解くため、惑星ミランダに向かうとクルーに命令する。リーヴァーズの船に偽装するため、住民の遺体をくくり付け、その血で船体を染めたセレニティー。リーヴァーズの領域を恐る恐る進み、ようやく到着した惑星ミランダで見たものは...。同盟が今まで隠蔽して来たもの、それを知るリヴァーを亡き者にしようとしていたこと・・・それらを全て公表しようと考えたマル。ミスター・ユニヴァースの設備を使えば、全宇宙に一斉にそれを放送する事ができる。

マルたちの計画に気づいた暗殺者は、リーヴァーズの領域の外で同盟の艦隊を率い、セレニティーが現れるのを待つ。しかし、それを予測していたマルは、惑星ミランダからの帰路でリーヴァーズを攻撃し、わざと自分たちを追わせていた。のこのこと現れたセレニティーを、勝ち誇ったように包囲する同盟の艦隊。だが、セレニティーの後ろからリーヴァーズの大船団が現れた。マルの仕組んだ通り、同盟艦隊とリーヴァーズの戦争が始まった。その隙にミスター・ユニヴァースの元に向かうセレニティーだが、数機のリーヴァーズと、生き残った暗殺者がその後を追っている事に、マルはまだ気づいていなかった...。

* * *

打ち切りになったSFシリーズ 『ファイヤーフライ 宇宙大戦争』 が奇跡の復活を遂げたのが、この映画版 『セレニティー』

上の紹介にありますように、ブックが亡くなるという驚きの展開。もし出来るならTVでシーズン2を。それがダメなら映画版をこの一作だけではなくシリーズ化で...と思っていたファンも多いし、クリエイターのジョス・ウェドンもそれらしき事を言っていたので、まさかメインキャラを殺すとは思いませんでした。しかも、誰とは言わないけど、死ぬのはブックだけではありませんっ! このあとの展開はDVDを買って、ご自分の目でご確認ください。

この映画 『セレニティー』 は日本でも公開する予定で、日本語字幕の付いたプリントまで作ったのに、結局は公開中止になったそうです。元々のTVシリーズが放送されていないし、有名なスターも出ていないので、単独で公開してもヒットしないだろうとの理由らしい...ま、そりゃそうだろうけど。

【追記】 その後 『セレニティー』 というタイトルで日本でもDVDが発売されました。

posted by キント at 17:24| Comment(11) | TrackBack(6) | エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。
TBをありがとうございます。

"Firefly"についてこれだけ触れているブログにはじめて出会い、喜んでいます。
私は映画版をまだ見ていないので、エントリは読まないように気をつけました(笑)。
こんなに面白いのに、日本にはやはりこないのですね……残念です。
TBをいただいたのとは違うエントリからになりますが、TB返しをさせていただきます。
Posted by uni. at 2006年03月01日 22:06
コメントありがとうございます。
uni. さん は、随分前から FIREFLY を紹介されておられたんですね。
日本では知名度の低いドラマですが、一人でも多くの人の目に留まって、興味を持ってもらえたらウレシイなと思いながら、自分なりに紹介して来ました。

エントリーに書き忘れましたが、もし 『SERENITY』 のDVDを買われるなら、アメリカ盤よりオーストラリア盤の方が特典が多くて良いですよ。また後日、その違いを紹介しようと思っています。

それでは、また宜しければ覗きに来てみて下さい〜。
Posted by キント at 2006年03月02日 13:23
僕は Firefly も Serenity 両方とも観ました。(英語わかるから)両方とも面白いです。
Serenity はもっと SF な感じでしたね。
Firefly はカウボーイ・ビバップみたくSFとウェスターンのごっちゃでしたけど。Fireflyのシリーズが完全に終わらなかったのが残念ですね。
Blue Sun や Hands of Blue の謎がまだ残っているのに。
Posted by Senjin at 2006年03月19日 03:53
Senjinさん、ありがとうございます。
今秋に合併?かなにかするTV局で、シーズン2を開始するって噂が流れたので喜んだんですが、クリエイターのジョス・ウェドンがすぐに否定したのでガックリ・・・ガセネタでした。
カウボーイ・ビバップって名前は知ってるんですが、観たことないんですよ。映画版をNHK-BSでやったのを録画してあるので、また観てみようと思います。
ではでは、また覗きに来て下さいませ〜。
Posted by キント at 2006年03月22日 19:35
こんにちは!日本語でFireflyについて語っているページがあるなんて!感動です。
ところで、ついにリリースされた映画"Serenity"の日本版DVDはご覧になりましたか?字幕が最悪だと思いませんか!? これを沢山の日本人に見てもらって、日本でも"Firefly"ブームを!と思っていたのに、あの字幕はあまりにヒドイと思います…。そう思うのは私だけかな?例えば単純なところだけでも、イナーラが「牧師」ですよ!そりゃ、Companionをどう日本語にするかは難しいだろうけど、牧師はないと思うんですが。
Posted by Vera at 2006年09月07日 18:52
Veraさん、ありがとうございます。
日本版はまだ観てないんですが、そりゃヒドイですね。
イナーラは、そのままコンパニオンでいいと思うんですけど。
イナーラが牧師ならブックは何なんだ?って話ですよね。
Posted by キント at 2006年09月07日 19:44
ですよね!(ブックは無論、牧師なんですが)
映画における字幕の役割はとても大きいと思うんです。英語がわからなかった頃に字幕で見てつまらなかった作品も、いま見ると面白いと思うことがあったりもします。一緒にセレニティを見た友人達は、誤解していたり、この会話の意味がサッパリわからないとか言ってました…
それでも彼らはセレニティを十分楽しんで、スターウォーズ1〜3とかマトリックスより面白い!と感動してくれましたが。

ところで、ケイリーの顔がシリーズと映画でかなり変わっていると思いませんか。大人びたというか…
Posted by Vera at 2006年09月09日 12:58
イギリスで、映画の特撮に携わっている友人のカールが「Firefly: The Official Companion」という本を送ってくれました。彼のプロップと衣装のコレクションが中で紹介されています。第2巻の発売も、来年予定されているようです。
Posted by shin at 2006年11月13日 18:50
shinさん、ありがとうございます。

おぉ! お友だちが関係者だなんてスゴイです。
そして、関連書籍が未だに発売されるなんて、根強い人気があるんですね。
どうして日本でやらないかなぁ〜。
Posted by キント at 2006年11月13日 19:09
もちろん映画化されるくらいですから、海外では人気があると思います。何故、日本で放映されないのか不思議ですね。この本も2万部以上売れたそうです。
Posted by shin at 2006年11月13日 20:07
初めまして。
久しぶりの本格スペースオペラなので楽しみにしていたのですが、なかなかタイミングが合わず、やっと最近見ることが出来ました♪
しかし...Veraさんが仰っているように、誤訳が酷いです。
最初は英語音声+日本語字幕で見たのですが、意味がチンプンカンプン(>_<;
TV版を見ていないからなのか、それとも最後は盛り上がってくれるのかと期待したのですが、結局最後まで見ることが出来ず、途中で寝てしまいました。
翌日、日本語音声+日本語字幕で見たところ、も〜〜最初から面白いo(^o^)o
すんなりと世界に浸ることができ、最後まで一気に見ることが出来ました。
しかし吹き替え版の訳もおかしなところがあり、flash bombを「光線」とか言っています。
う〜〜ん。しっかりと誤訳を直した改訂版を出して欲しいです。
ユニバーサルに苦情を言ってみようかな(^-^;
Posted by かずち at 2007年02月27日 10:32
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